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2018年3月11日 (日)

モリ

昨年末、詩人のぱくきょんみさんから届いた写真絵本『ごはんはおいしい』。震災のココロ不安な日々に、ご飯を炊いて、おにぎりを届けるという農家の方の話、そして溯ること10数年前の婦人之友に寄せた詩。そんなことがこの本誕生のきっかけになったことを伺った。鈴木理策さんの写真もまた素敵。立ち上る湯気の向こう側。シャラシャラと音が聞こえてくるように実った稲。田んぼに降り積もる夜の雪。季節を蓄えて米になり、人の力を蓄える。

力が入らないとき「シャン!」としないときの私は、大抵ごはんをちゃんと食べていない。ぱくさんの本を読んで「こうでなくっちゃね!」と思った。

そして本には一枚のチラシが添えられていた。近代美術館で開催される『熊谷守一 生きるよろこび』

ぱくさんのコトバと熊谷守一の絵による『はじまるよ』という本がある。
一日を目いっぱい生きる子どものイメージから生まれたという。暗闇から点のようにはじまる光。いのちがサワサワと活動する日中。

熊谷守一展。行きたいな…行けるかな…そんな返事をしながらも、雪かきの日々を送った。

守一の絵は、幼い頃から印象に残っていた。婦人之友の表紙だったからか、祖母から届いた絵はがきからか。
東京時代の会社の近くに美術館があった。行きたいと思いながら、岩手での暮らしが始まった。

そして3月のはじめ、再びぱくさんから。「上京の日程が決まったら知らせて~」と。詩人のコトバは真っすぐ届く。ぱくさんのコトバに背中をおされ、味噌玉に留守番を頼んで旅に出た。

守一の絵の後、自転車でウロウロした懐かしい神保町での嬉しい時間。20代のココロ定まらぬ私を、見守っていてくれた先輩たちとの再会。

そんなあの頃の私のような息子が、この春大学を卒業する。

先だって「今ちょっと話題です。知ってます?」そう言って息子がラインで送って来たのは、忌野清志郎の母親が新聞に投稿した人生相談の記事。
私「知ってますとも…」
息子「とりあえず帰ります」

「会いたいって言ってくれるなら、万難をはいして!」締め切り、取材で忙しい先輩が迎えてくれた。あの頃のことや、今のこと、これからのこと。先輩の家は清志郎の通った幼稚園のご近所だった。翌朝のアラームは『多摩蘭坂』をセットした。駅までの急な坂道をブレーキをかけるように用心深く先輩と歩いた。

コトバで生きてきた人たちとの再会、
そして父親守一のことを「モリ」と呼ぶ、熊谷榧さんとの出会い。

こんな日が巡ってくるとは思わなかった10日前。
そんなことが起こるとは思わなかった7年前。

雪どけで川の音は高く、空には瞬く星。不在の間に、グッと春に近づいているように感じる。
あらためて頼りなく誓う、きちんと生きていこう、きちんと暮らしていこう。そんな3月11日。



東京までの距離を感じ、東京とつながっていることも感じる青春18きっぷ


先輩の原稿完成を、ネコと待つ。美猫「むすび」


駐車場はテラッテラの、ピッカピカ


春のカタチ








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2018年3月10日 (土)

…それも春

「この冬はタイヘン…」あちらこちらからそんな声が、聞こえてきた。大雪や、厳しい冷え込み。

味噌玉つくりの3月3、4日は、まるで冬の日々を労うような、春の日だった。

もはや味噌玉&縄ないオーソリティのチーバさん。そして、味噌玉デビューのドイちゃん。ありがとう。
そして思いがけず⁉︎豆の煮える時間の見積もりがハズレ、豆が柔らかくなるまでの時間、まさかの(ホントに!)雪かき!!!駐車場スペースもいっきに広がり夢のよう〜。ありがとう!クリスマスと、誕生日プレゼント、もひとつお年玉ももらったような気分。

翌日、味噌玉を吊るした後は、皆でカンジキをつけて雪中散歩。春はすぐそこ!

味噌の翌日には砂のようなジャリジャリ雪。その日、盛岡に出かけたが、行きはヨイヨイ帰りは…。街には街の、山には山の、雪の日のタイヘンが、あった。県道は大小様々な雪崩。3箇所は雪を掘って進む。チラと帰宅できないかもなと覚悟もよぎる。寝袋、雪かき、長靴…冬のお出かけ携行品を今一度確認。雪崩に春の落石。気温が緩めば、そうだ、そんな気がかりもあったのだった。…それも春。



ヤマドリが慌てて飛び立っていった



ワカンジキの効果を存分に発揮。外して歩くと


ズボッ!!





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2018年3月 2日 (金)

雪(かき)女…

昨日のグチャグチャ雪を、荒くこそげるように雪かき?(あれは雪ではないか)した後、さぁ、朝には凍って、カーリングか?スケートか?と思ったら、スットコドッコイ。雪でした。

猛烈な吹雪。

午後からは雪かきできるかと思って、なるべく外は見ないようにして(この半アウトドアな住環境では無理だけど)、ボサノバ聞きながら、パンを仕込み、プリンを作ったりして、しばし現実逃避。しかし午後になっても暴風雪は、収まる気配がない。沿岸(元々の)宮古市はお日さまマーク、雨雲レーダーもそれほどの影(雲)はない。ここだけ北海道か!日本海側か!とちょっと不安になりながら、偵察がてら雪かきを開始したのは、3時過ぎになった。途中、ここは八甲田山か!という状況になって、橋まで行けずに退散。タイマグラ気象台に県道25号線の除雪状況を問い合わせると、昼には除雪車が来たし、気象台自ら(⁉︎)橋の除雪を済ませてくれたという。感謝!橋が終わっていると知れば、俄然やる気も湧いて来る。気を取り直しエッサホイサ。重い雪も何のその〜、日の長さも手伝って、エッサホイサ。

星も出てきた頃、連れ合い帰宅。大変だった自慢をそれぞれに。

明日は晴れるといいなぁ。春の風物詩の味噌玉。春を待つ雪(かき)女…。

昨日は釣り人が来ていてびっくり。既に大変な荒れ模様だったけど、待ちに待った渓流釣りの解禁日。さすがに今日は釣り日和では…ないな。


雪ふりの前に、橋のたもとへ車を移動。駐車場は月曜日オープンを目標に。


プックリ戻った大豆たち。明日は大鍋持ち上げられるか。コワゴワ ゆっくり味噌豆踏み。


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2018年3月 1日 (木)

雨音は…

懐かしい雨音は
春の訪れを感じさせる…
「ショパンの調べ」

と言いたいところだけど、春は難産、長引く陣痛…。

これまでの辺り一面の雪が、辺り一面のグチャグチャに。懐かしい感覚を蘇らせながら、グチャグチャと格闘する。防水万全の雨具に助けられ、さっすが!と思っていたら、足元にジワジワとしみる雨。長靴キャッポリ(※岩手の方言)。万事休す。植木等の「ハイそれまでヨ」がよく似合う春の雨、そして嵐へ。



これが、凍ると…。
明日の朝、タイマグラはカーリング会場になっているかも。

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北風と太陽

昨夜は15センチくらいの積雪だった。
日中は天気もよく、暖かく、屋根の雪も消えて…。

しかし、明日からの春の嵐、タイマグラ気象台によると「雨になるか?雪になるか?全部雪だと相当の大雪になるから、備えて…」

とりあえず今日はちょっとエッジを効かせた雪かきを…地面がスケルトン!

そして私は念入りストレッチ。
2月、雪続きのおかげで復活させた朝のラジオ体操。加えてお風呂上りと寝る前のストレッチは、ガタピシ五十路の必須プログラム。美肌のキーワードには飛びつかなくても筋肉、体幹となると、ピクッ!雪かきも20センチくらいなら、むしろアチコチ調子がよいみたい。

氷点下10度以下の朝が続き、すっかり雪とも親しい間柄。そんな2月も終わり。雨と重たい雪がぬかるみを作っても、数日すれば土が顔を出す。氷点下の日があっても次の日には気まぐれな南風が吹く。3月になれば3月になれば。

今朝ちょっとしたいつもと違う出来事があった。出かける連れ合いが、自分の車の雪かきをしながら、私の車にのっかった雪をはらい、周辺の雪かきをしていた。
それからそれから昨日は、煙突掃除の時に使った軍手が下洗いしてバケツの中に。私何か言ったっけ?いーえ、何も(自問自答)連れ合いは「そんなことやっても無駄だ!」なんてことを言う人ではない。

ただ…
雪は春になれば溶けるし
軍手は洗わず穴があくまで使い続けてモンダイなし。
水が凍ったらバケツで川から運ぶ。
そんな天然仙人…。何かが変わった?戸惑う仙人の妻…。北風と太陽。3月です。

今週末は味噌玉つくり。1~2名ならまだ大丈夫です。1名キャンセルがありました(残念!)。冬明けの週末を一緒に迎えたいけれど。

明日は雨音で目覚めるのか、風の音か、それとも雪の静寂?



雪の下には懐かしい緑


新雪ポコポコ


先週の氷点下17度⁉︎の朝。水辺は氷アートの宝庫


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