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2017年11月 3日 (金)

やさしくなあに

伊勢真一カントクの新作「やさしくなあに」の上映が、11月から全国あちこちで始まります!
この映画は伊勢さんのお姉さん一家の35年間の記録。姪っこ奈緒ちゃんを中心に、お父さん、お母さん、弟記一(のりかず)君が主な登場人物。奈緒ちゃんはてんかんと知的障がいがあって、医者から「長くは生きられない」と言われ、叔父さんの伊勢さんは家族のアルバムのような映像を!と、撮り始めたのがきっかけ。

「やさしくなあに」は、奈緒ちゃん語⁉︎家族の会話が、白熱して、おや?口論?なんて気配がしてくると、良いタイミングで奈緒ちゃんは歌うように言う。「ケンカしちゃいけないよ。やさしくなあにって いわなくちゃ〜」

2ヶ月前、花巻映像祭で行われたお披露目上映に出かけた。映画を観終わって、何だか凄い映画を観せてもらった…。というのが、まず思ったこと。

撮る側も撮られる側もすごいなぁ。35年間。

伊勢さんのいつもの優しく寄り添うような映像に加えて、今回は怒りというか、憤りも伝わってきた。

「障がい者はいない方がいい…」昨年夏の衝撃的なあの事件、相模原市の津久井やまゆり園でのできごと。そして、潜在的に社会にうごめく不寛容な棘。「強さを良しとする社会の流れを押し戻す力のひとつになりたい」とカントクは言う。弱さだって力になる。

「向かうところ客なしだよ」と笑う伊勢さんに「帰るところ客なしです」とこちらも笑った。とはいえやっぱり、いろんな人に観てもらいたい映画。そいで、わが家だってそこそこのお客さんに来てもらいたい。

伊勢さんの映画はいつも不思議で、観ているうちに、いつしか自分の姿を重ねている。
私が過ごしてきた子どもの 時間、私の子どもたちと一緒に育ってきた時間、私と連れ合いの夫婦の時間…。

「やさしくなあにって いわなくちゃ」奈緒ちゃんの柔らかい声があれから優しさや、愛を問い続けている。
家族は続くよどこまでも…。

取り敢えず今朝は、連休、お客さんが来るというのに、石友と鉱物採集に出かけた連れ合いを笑顔で見送ることができた。ヨシッ!


「やさしくなあに」予告編


東京、大阪、名古屋、三重(伊勢)、横浜、静岡で上映が続く。詳しくは⬇︎
いせフィルム




題字は「伊勢カントクフォント」。味わい深い



2週続いた台風で葉っぱもほとんど落ちて、季節はぐんっと進む。…けどここ数日は穏やかで、伸び伸び過ごせる。カメムシも快活に!



シカよけ空間アート撤去。もはや食べ尽くした(シカが)畑。シカの食べ残した唐辛子。辛いのはお嫌いですか?これは手つかずのまま

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コメント

今回もお世話になりました。申し訳ございません、せっかく頂いたチラシ忘れてきました。加齢と大量のアルコール摂取による一時的な記憶障害のせいと思われます。あの魚がお刺身(酢〆)で頂けるとは、とても勉強になりました。昨夜八戸は宿が取れず大規模林道以来の予期せぬ車中泊でございました。番屋、山木とハシゴして今朝は朝市行って思い出深い旅となりました(多分しばらくすると記憶が曖昧になりますが)。ではではまた次回も宜しくお願いします。

投稿: ち@仙台 | 2017年11月 5日 (日) 18時52分

ち@仙台さん
こちらこそ、今回もありがとうございました!八戸、そうですか。今朝はちと冷えましたね。でもきっと備えあれば憂いなしのち~ばさんのこと、旅の楽しみに変えてしまうのでしょうねぇ。
諸々思い出せるのですからまだ大丈夫です!厄介なのは忘れていることを忘れるようになるという…。次回もまた楽しみに~。

投稿: yama | 2017年11月 5日 (日) 21時48分

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