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2017年11月10日 (金)

たそがれ

懐かしく冷たい風が、次の季節を連れて来た。早池峰の峠越えと、遠野への大規模林道は来春までの長い冬期閉鎖となった。タイマグラへは、一本道です!

今朝は放射冷却で、今シーズン一番の冷え込み。昨夜の予報では盛岡1度、宮古3度。…ってことはタイマグラは氷点下?初氷?盛り上がってみたのだけれど、今朝の冷え込みは、それほどでもなかった。風がないからかな?暖かいに越したことはないけれど…、まだまだ余裕の11月上旬現在。

カメムシも冬越しの場所を見つけたのか、賑やかな乱舞は、ひと段落。
木々の葉っぱもすっかり落ちて、あとはカラマツの雨が降るばかり。

連休、チーバさん、毎度っ!車のチェックも毎度っ!まだ大丈夫、バンパーは無事です。青森からは初のナカムラさん。共有できる世界が多々あり、びっくり。こんな未知の出会いが、まだまだ用意されていることを予感させてくれた。

タイマグラお抱えカリスマ美容師タヤマさん、そして一緒に初のチアキさん。この日は福岡から「チーム親戚」84歳、75歳、64歳の男性3人も。

正直「福岡からでしょ、寒いし、カメムシいるし、3人のうち初めての方もお2人…大丈夫かな?」なんて弱気な思いがチラとよぎったことを謝らなければならない。キューバ、インド、ネパール。今度はタイ…。
んで、タイマグラに行きたい!フィールド・ノートに泊まりたい!と来てくださった。「今度は連泊したいね〜」と。
一番若手のベコベル・カワベさんが、今回お2人を連れていらした。場合に(人に)よっては「キミ、なんてトコに連れて来たんだ!」と、言われかねない宿であることも、承知している。薪ストーブを囲んで、おじさんだか、姪っ子だか、いとこだか、お父さんだか、娘だか…。友情出演のカメムシも交え、不思議で、愉快な時間が流れた。
翌朝タヤマさん、チアキさんと共に見送りながら「今を生きる男って感じ⁉︎」「楽しかった〜!」と。皆々さんありがとう。


今日の早池峰の黄昏時。福岡の3人組は、黄昏てなんかいなかった…

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2017年11月 3日 (金)

やさしくなあに

伊勢真一カントクの新作「やさしくなあに」の上映が、11月から全国あちこちで始まります!
この映画は伊勢さんのお姉さん一家の35年間の記録。姪っこ奈緒ちゃんを中心に、お父さん、お母さん、弟記一(のりかず)君が主な登場人物。奈緒ちゃんはてんかんと知的障がいがあって、医者から「長くは生きられない」と言われ、叔父さんの伊勢さんは家族のアルバムのような映像を!と、撮り始めたのがきっかけ。

「やさしくなあに」は、奈緒ちゃん語⁉︎家族の会話が、白熱して、おや?口論?なんて気配がしてくると、良いタイミングで奈緒ちゃんは歌うように言う。「ケンカしちゃいけないよ。やさしくなあにって いわなくちゃ〜」

2ヶ月前、花巻映像祭で行われたお披露目上映に出かけた。映画を観終わって、何だか凄い映画を観せてもらった…。というのが、まず思ったこと。

撮る側も撮られる側もすごいなぁ。35年間。

伊勢さんのいつもの優しく寄り添うような映像に加えて、今回は怒りというか、憤りも伝わってきた。

「障がい者はいない方がいい…」昨年夏の衝撃的なあの事件、相模原市の津久井やまゆり園でのできごと。そして、潜在的に社会にうごめく不寛容な棘。「強さを良しとする社会の流れを押し戻す力のひとつになりたい」とカントクは言う。弱さだって力になる。

「向かうところ客なしだよ」と笑う伊勢さんに「帰るところ客なしです」とこちらも笑った。とはいえやっぱり、いろんな人に観てもらいたい映画。そいで、わが家だってそこそこのお客さんに来てもらいたい。

伊勢さんの映画はいつも不思議で、観ているうちに、いつしか自分の姿を重ねている。
私が過ごしてきた子どもの 時間、私の子どもたちと一緒に育ってきた時間、私と連れ合いの夫婦の時間…。

「やさしくなあにって いわなくちゃ」奈緒ちゃんの柔らかい声があれから優しさや、愛を問い続けている。
家族は続くよどこまでも…。

取り敢えず今朝は、連休、お客さんが来るというのに、石友と鉱物採集に出かけた連れ合いを笑顔で見送ることができた。ヨシッ!


「やさしくなあに」予告編


東京、大阪、名古屋、三重(伊勢)、横浜、静岡で上映が続く。詳しくは⬇︎
いせフィルム




題字は「伊勢カントクフォント」。味わい深い



2週続いた台風で葉っぱもほとんど落ちて、季節はぐんっと進む。…けどここ数日は穏やかで、伸び伸び過ごせる。カメムシも快活に!



シカよけ空間アート撤去。もはや食べ尽くした(シカが)畑。シカの食べ残した唐辛子。辛いのはお嫌いですか?これは手つかずのまま

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