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2016年7月29日 (金)

タメライ顔あるいは般若顔

お日さま置いてきぼりのまま
フィールドノートは、
夏、始まってます。



海の日に、山へ来てくれた皆さんと
フィールドノート劇場の公演は続いた。



運命共同体的、熱くスリリングなドライブを
図らずも経験!?
霧の中時速20キロで大出早池峰神楽から
帰宅したのは、深夜1時過ぎ
思い出深い夜となった。



そんな中初めてのナガヌマさんは山梨から。
「今夜泊まれますか?」と夕方登場。



また先日は同じく初投宿のサトーさん
「明後日あたりから二泊できますか?」
久々の直接口頭予約。



一瞬(だと思うけど)ためらった後
「…こんなところでよろしければ…」。
素敵な旅人さんとの出会いだった。
感謝。



このタメライ、顔に出るのは、
まだまだ女将修行が未熟な証拠でもある。
先日宮古でお仕事の後、
3泊してくれたサイキさん、
今年に入って毎月泊まっているという。
(本人からの申告で気づく…)
お仕事の前日宮古入りの前に
お土産を持って立ち寄ってくれた。ありがたし。
…にも関わらず、原稿締め切り1時間前
頭の中のもつれた毛糸と格闘中だった。
タメライ顔どころか、お茶も出さずに
おそらく般若顔だったと思う。
嗚呼…。



そんな時タイマグラばあちゃんを思い出すのです。
「おう、今オラも休みにするとこだった。
茶っこでも飲んでって」
いつ訪ねても温かく迎えてくれた。
あの懐の広さ…。
遠い。あまりにも遠すぎる。



岐阜からフットワーク軽しのオオニシカメラマンも
「今日いいかな?」と電話。
岩手県北での取材の行き帰りの宿として使ってくれた。
「岐阜から来れば、ザックリ近いけど
やっぱり遠いなぁ」



9月にはゆるりとフィールドノートで
カントク作品第2弾
「家族の軌跡 3.11の記憶から」👉●
上映予定。
今春から全国で上映が広がっている。
もちろんカントクを囲んで。
詳細は後日。



夏休みの読書感想文、
本選びに悩んでいる子どもたちに朗報!
オオニシ君の「ここで土になる」👉●
課題図書になっている。
表紙の語りかけてくるようなイチョウの木。
お話しの後半、畑に這いつくばるような
じいちゃんとばあちゃんの姿に
読む側の覚悟も問われているようで。
「どこで土になる?」
ダム建設で集落が移転してもなお残ったイチョウの木と
じいちゃんばあちゃんの物語。
写真の力を感じた。



カントク曰く「文字も少ないし感想文におススメ」とのこと。









タイマグラの短い夏。
8月のカレンダーを見ていたら
本当に短い夏になりそうだ。
求むお日様!







おや?そろそろ夏がやってきたみたい。


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2016年7月15日 (金)

夏です(カレンダー上では)

この先1週間の週間予報は
ズラリ傘マーク。
湿度80%、
梅雨明けが待ち遠しい。

カレンダーとはあまり
関係のない暮らしが、
春から始まっている。
…が、夏です!連休です!

3兄弟も、帰ってくるやら来ないやら。
この後の予定を見ていると、
7月、そして8月もあっという間に
過ぎてしまいそう。

今週17日は宮古市のマリンコープ・DORAにて
タイマグラばあちゃんの上映!!!
チラシは16日(日)になっているけど、
17日!お間違いのないよう。






たくさんの方に、
「見逃した!」
「どうすれば見られますか?」
と、問い合わせも多い。
17日、宮古ですよ〜!

さて、連休は20年来の古株の方から
初めての方まで、ずすずぃーと
よろしくお願いいたします。

連休トップバッターは
わが家の混沌とした壁を飾る
不動明王の絵を描いた
仏像画少年登場!

フィールド・ノートでは
そのファンも多い。
今その関心は化石にも及んでいると。
成長が、とっても楽しみ。
もはやおばあちゃんの気分。
今宵、化石と鉱物の夜になるのは必至⁉︎





お隣遠野の早池峰神社は
毎年7月17日18日が例大祭。

遠征…。
何年ぶりだろう、
なぜか賽銭箱を担いで
川で清めるという貴重な体験をした。
ちなみに連れ合いは、
天狗の面をつけて1本歯の下駄を履き
神社の石段を下りる…はずが
歩行困難につき、下駄は腰に下げ
雪駄を履いて下りることに。

子どもが生まれる前、
ふた昔も前のこと。

神楽を舞うナゴミさん
「参加型だよ、合宿もどうぞ」と。
来年以降の懸案に…。

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2016年7月 6日 (水)

梅雨真っ只中

ハルゼミの季節も終わった。

7
月になりたてのこの時期、気温が上がると

「夏みたい」と呟いてみて

「ま、夏だな」と納得する。

かと思えば昨夜は、ストーブつけてフリース着て

蚊取り線香…という梅雨寒の日だった。

ホタルもチラッと飛んだのに、これじゃ飛べないな。





はてさてクワの実が黒く甘く熟し、

オレンジ色のモミジイチゴが

ぷっくりと実る季節は、クマの季節。

タイマグラにもクマ登場。

子グマ1頭連れと、子グマ2頭連れの

2組の親子グマ。



 



先日タイマグラキャンプ場の手前で親子グマに遭遇して

「ふーっ」と思いつつ、わが家の近くの橋に差し掛かると

何やら4本足の真っ黒いものが動いてる。

「超子グマか?」と思ったら、黒猫ちゃん。

紛らわしいぞ!

クマ、ネコの他、シカやアナグマは引き続き

気まぐれにやってきては、

いい感じに育った野菜を容赦なく

食べ荒らしたり掘り返したり。

先日は、うっかり開け放ったまま30分ほど家を空けた隙に

キツネが入り、台所の様子が変わっていた。

おかげで台所掃除に着手したのだけど。

ありがとキツネ。戸は締めて出かけます。



 



6月末10日ほど山形をウロウロした。

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歳のアパート暮らしも3カ月

われわれ父と母をしっかり反面教師としたことが伺える

まことにスッキリとした暮らし。

毎日お弁当作って、何も言うことありません、はい。

大学も楽しそうで、忙しそうで

毎晩描いているという

自主トレデッサンのスケッチブックを見せてもらう。



 



サクランボがそこここに紅く輝く季節

雪がまだ残る出羽三山を仰ぎ

庄内平野の出雲平野にも似た懐かしい風景

右に左に最上川を眺め

山形に暮らす人たちにも温かく迎えられた。

ただ一つ気がかりなのは、山形の暑さ。

夏本番前、身の危険を感じる暑さにビビる。



 



今回ちょいと足を伸ばして福島まで。

往路は七ヶ宿経由。

宮城と福島の県境辺りで木の上に動く影。

よく見るとサルが2匹。

この辺りはサルもいるのね。

おまけにイノシシも…。



 


福島へはオオカミの天井絵を福島県立美術館に見に行った。

オオカミの護符」を読んでから気になるオオカミ信仰

秩父の三峯神社や武蔵御嶽神社とばかり思っていたら

南東北の一大拠点が

飯館村の山津見神社だったという。



 

5年たった今も続く飯館の全村避難。

そして来春には一部を除いて避難が解除される。

戻ると決めた人、新しい場所を選ぶ人、迷う人…。

震災後も宮司夫婦が守り続けた山津見神社だったが

3
年前火災となり宮司夫人が亡くなり、拝殿やオオカミ絵が焼失。

今回は復元されたオオカミ絵が神社に帰る前の

お披露目展示だった。

新しい杉板に描かれた生き生きとしたオオカミたち。



美術館の常設展示には福島出身の画家の作品の中に

思いがけずベン・シャーンやアンドリュー・ワイエスも数点。

そして浜田知明の「初年兵哀歌」も。ドキリと見た。

復路は国道13号線を米沢経由で山形へ。

福島市郊外のモモ畑を抜けて、

ぐいぐいと標高を上げていく。

福島と山形の県境栗子峠を越え、米沢に向かう。

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年前そして今も、福島の人たちが様々な思いを抱いて

越えて避難した道、離れ離れに暮らす家族や

本当に離れてしまった家族。

山形だけでなく、西に南に海外に道をたどった人、

そして留まる人…。原発事故と、

日本を覆うそんな事などなかったことにしたい「空気」

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号線を走りながら様々な思いが去来した。



 



震災のあった4月、タイマグラで生まれ育った岑生さんと

原発の話になった。

「…人間は後片付けのできない仕事をしてはなんねぇんだ」

岑生さんは多くは語らないが、その言葉はいつもストンと届く。

そんな当たり前で大事なことが分からなくなっている。

人間の手に負えない仕事、

原子力発電は後片付けができない仕事。



 

今週末、岑生さんの山の畑と開拓小屋を訪ねる

観察会を計画している。

お天気が気になるけれど、ご参加お待ちしています。

雨具、お弁当必携。



710日(日)

タイマグラ フィールド・ノート 10:00集合



ただ今絶好調の酵母でパンを焼く日々。

本日21歳の誕生日を迎えた長男に

ベーグルとカンパーニュ、ルバーブのジャムなどを詰めた

小包みを用意、郵便局へ車でコトコト降りていく。

途中、モミジイチゴやらマタタビの白い葉っぱやら…。

幼い手と一緒に摘んだり眺めた日を思い出しながら、

クマにビビりつつ手早く摘んで

フキの葉っぱに包んでパンの隙間に入れた。

母グマは、たわわに実る木イチゴや

クワの実なんかを子グマが無心に食べている間に

そっと子グマから離れるという。

…息子をつなぎ止めるつもりは

ないのだけど、あまりに美味しそうだったもので(笑)

これじゃまるで子離れできない母。

苦笑しつつモミジイチゴを摘む。

次は北海道を目指すぞ。

その前に隠岐の島。

函館・山形・隠岐…

アチコチフラフラウロウロに目覚めてしまった。

奇しくもイザベラ・バードは47歳のこの季節

東北をウロウロして函館まで行ったという。

100年以上前、オオカミが絶滅寸前の頃。

ピカッと梅雨の中休みの水曜日を、

待ち構えているのだけど。待っててね早池峰!

本日は雨。凍みホドトントン日和だ。



スッキリアパート


子離れ!?木イチゴ

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