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2009年12月16日 (水)

東京湯たんぽ その2

岩手への帰りは新幹線。
東京駅から。
岩手の友人の個展があるというので訪ねる。
ギャラリーの開館を待って八重洲ブックセンターへ。

斬り込み隊として23歳でフィリピン・バギオで散った若き詩人
竹内浩三 楽書き詩集を求める。15歳から22歳までの間に
書かれた詩と絵と漫画。

中野の友人宅から途中地下鉄を乗り継ごうかとも思ったが
まずは東京駅に荷物を預けて身軽になってからにしようと
東京駅に行き歩きだすと天気もよくサクサク歩ける。
ギャラリーは意外な近さ。

いつも調味料や食材でお世話になっている
花巻おいものせなかの新田コージさんの個展。
ご夫婦のどちらかには会えると思っていたら
思いがけずご夫婦ともいて引継ぎ!?に立ち会う。
何だか「東京」とはかけ離れた3人が
ギャラリーで会う不思議。
いつも店の主人のブンちゃんが不在の時は
心細そうに(笑)留守を預かるコージさんであるが
彼の個展、愛しい作品を前に生き生きと語る。
コージさん輝いていた。

これまで廃品回収業で集まった宝の山が
生きかえっていた。
戸板やら鎌、鋸、金コテ…
キャンバスから全て自作した
躍動感溢れる「記憶」をモチーフにした作品。
茶や生成りの色調ながら独特の存在感は
かつて使われてきた道具によるものか。
作品を引き立てるベースの艶を訊ねると
わが家でも愛用の
パレスチナ・オリーブのオリーブオイル。
なんという高級品!?
ブンちゃんと私、一瞬言葉を失う。
が、いやリサイクル&フェアトレードな作品。

多くの人の目に触れる機会となってほしい。
12月20日まで新田コージ展「ギャラリーび~た

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東京湯たんぽ その1

今シーズン一番の冷え込みマイナス8度。
しかし清々しく晴れ渡り洗濯物を外へ。
10分ほどで板のように凍りつくが
乾燥しているので、とりあえず日のあるうちは
外に干してみる。
野菜の常備菜作り、パンを焼き
ようやくいつものペースが戻ったような。

年に一度の帰省で東京乗り換えはしているものの
一人、2泊旅は数年ぶり。

早すぎる夜行バスの到着を案じて
事務所を開けて朝ごはんを作ってくれた
有機農業研究会のスタッフと友人。
おいしいかぶのお味噌汁体の芯まで暖まりました。

「うかたま」でお世話になっている農文協へは初訪問。
しかし懐かしい気配漂う方々。
これからもよろしくお願いします。

ポレポレ東中野、三軒茶屋・生活工房
ハシゴして下さった方。
定員オーバーで断られた方
それでも会いに来てくださった方。
いつかお世話になってみたい!?出版社の方との出会い。
フィールドノートのお客さんも
香川県、大阪からの方
どうもどうもありがとう。

タイマグラから離れても繋がっている世界。
とっても嬉しい2日間だった。

今回の映画、トークに加えて
もう一つの楽しみは、友人たちとの再会。

1日目はかつて私がいた出版社で今も仕事を続ける
友人夫婦。12歳8歳4歳の子どもたち。
聞くだけで目が回るような綱渡りな日々にただ感心。
子どもたちもたくましくしっかり育っている。
お月謝を払わなきゃならないほどお世話になった人たちへ
いつか恩返しをと思いつつ、未だ読者止まり。

2日目はこの夏タイマグラに家族で遊びに来てくれた
友人宅へ。13歳9歳の子どもたち。
彼らのお宝電子工作や恐竜、ハムスターやら見せてもらう。
お父さんのお宝、熱帯魚と水草も見せてもらう。

夜、床につくと
何やら懐かしい暖かさが…。
湯たんぽが入っていた。
天候にも恵まれたが
人の縁にも恵まれた
暖かな東京だった。

それぞれの場所でそれぞれのアレコレを抱えながらも
ふんばって暮している友人たちの姿に
私もタイマグラでしっかり立って暮していこう・・・とか思ったり。

昼過ぎの新幹線に乗り
最寄の駅についたのは18時過ぎ。
出迎えは連れ合い一人だった。
「おや?」
子どもたちは
ハヤシライス制作中という。

留守中に作る予定が、おでんをもらったり
ソバを打ったりで出番がなかったらしい。

9歳は駐車場に飛び出して私の帰りを
キャンキャンと子犬のようにからまって喜んでくれる。
12歳はしみじみと握手をして「おかえり!」
14歳はいそいそご飯を盛り付け
ハヤシライスの出来栄え、包丁の使い勝手を解説。

会いに来てくれた友人にもらった
大人はボージョレヌーボ、
子どもたちは梅シロップ炭酸水割りで乾杯。
乾杯の音頭は9歳。
「無事にカカが帰ってきて、
そしてお留守番がきちんとできたので カンパイ!」

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2009年12月 9日 (水)

ネズミの時間

「あー明日の今頃は私はバスの中…」(byチューリップ心の旅!?)というわけで
12日のポレポレ東中野トーク
そして世田谷:三軒茶屋での「時間を食べる」
いずれも澄川監督とご一緒させてもらう。

家を空け慣れていない私はバタバタやっているのである。
まあね。大丈夫だろうけど。
少々心配なのは金曜日の朝。
学校に遅れないようにご飯食べて出かけてね。

9歳の息子は「大丈夫。明日はコープが来るんだから」。
ちょっといつもは買わないおやつセレクション。
一人一品選ぶ。
「おかず系もいかが?」と勧めてみる。
「天心セットか?カルビ丼の素か?」と
にわかに盛り上がる男たちではあったが
結局買いなれない、そして食べなれない加工食品に
グッとくるものはなかったらしい。結果
「とびきりおいしいハヤシライスをトトと作る」
とかで着地点を見出す。
赤ワインとデミグラスソース、トマトピューレなど用意しておいた。
ま、こうして留守を任せられるように育った子ども達。
感慨もひとしお。

お土産は?と聞くと
「カカが元気で帰ってくるのが一番」とは12歳。はいよ。
「食べもの以外。できれば読み物で」(それってドラえもん)とは9歳。
ま、クリスマスにご期待ください。
14歳は早めのクリスマスプレゼント!?として
千年の釘」白鷹さんの包丁が昨日届き
現在大大満足状態で何も欲していない。それもまたよかろう。

あーネズミの時間だ。…といっても一時話題になった
それぞれの動物の心臓バクバク寿命の話ではなく
只今ネズミの活動する時間なのである。
ゴトゴト・チュッチュッチュー…
少々びびっている。
一人こんな時間に起きていてはいけない。

久々の東京一人旅、懐かしい再会やら
新しい出会いが楽しみに。

東京ではお母さん業しばしお休みさせてもらう。
友人のお母さんっぷりをみせていただくべく同級生宅へ。

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2009年12月 7日 (月)

焚きます!

何だかんだ言ってもこれまで暖かかったんだ。
…と、吹雪の今日は思った。

でもまだこんなコトではおさまらないのもよく分かっている。
分かっているからこそ、
期待やら何やら入り混じった高まり!?
妙に寒い1日だったが、ワクワクしてしまう。
煙突掃除のおかげでストーブも絶好調。

週末は薪ストーブ導入を考えている
宮城県南からのご夫婦。

ココゾ!とばかりに
ストーブの上では
山芋鍋コトコト
カレイの干物ジュージュー
湯たんぽのお湯を沸かして6個分次々…。
これはお客さんがやってくださる。
感謝。

朝のパンをダッチオーブンでこんがり焼いて
豆乳スープコトコト。
薪ストーブ大活躍。

「どうぞ楽しい薪生活を!」とお見送りする。
「大変参考になりました」と朝日を受けて早めの出発。
あちらこちらで
煙突からゆらゆら煙が出る景色は豊かだなぁ。

乾燥に時間のかかる、火力ナンバーワンのナラ薪を、
この秋せっせと用意してくれた連れ合い。
まだ焚き始めるには早いと思ったのだが、
あらかじめ勢いよく燃えているストーブにつっこめば
ナラ薪の威力全開。
炉ぶちに足を降ろしていられないほどの火力。
ヨロコビの熱さである。

今日はストーブの上で「竹虎」
刻んだ水菜と油揚げの拍子切りを用意。
熱した鍋に油揚げと水菜をいれて炒りあわせ
醤油と酒をジュッと。
仕上げにかつおぶしをパラリ。

水菜を竹藪に
油揚げを虎に見立てたところから「竹虎」。
簡単おいしい。
それに洒落っ気もあいまって
子どもたちも大好き。
あっというまに竹藪も虎もなくなってしまった。
外は怖いような風が吹き荒れるが
部屋の中はとりあえず暖かい。
しかし、まだまだこれから。
ふっふっふ。

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2009年12月 6日 (日)

水になった村

お隣宮古市唯一の映画館、シネマリーン(岩手生協の店舗ドラ2階)の
支配人けず氏から
『水になった村』の上映、急遽決定との報。
岩手県内での上映は初めて。

10月大西暢夫監督がタイマグラへ来た時に
ご一緒したけず氏、素早い決断に拍手!

年明けには「いのちの山河」「犬と猫と人間と」と続く。
通わねば。シネマリーン。
がんばれシネマリーン
春休みには「ドラえもん」もね。

水になった村』 

12月12日~12月18日
①10:20~
②14:20~

映画は岐阜県のダムに沈んでしまった
徳山村の15年の記録映画。
日本で一番大きなロックヒルダムとして徳山ダムは2007年に完成した。
そして徳山村はまるごとダムに沈み、地図からも消えた。

村民は近隣の町へ補助金をもらい立派な家を建て
暮らすが、畑も山も川もない町暮らし、
何人かのお年寄りは「まだ水が入らないのなら」と
電気もガスもない「わが家」に戻り、
山や畑、川の恵みを受ける暮しが再び始まった。

豊かな山の暮しを伝えるばあちゃんたちの
笑い声、祈り、テンコ盛りのご馳走で至福の暮し。

映画の最初と最後にひたひたと水が学校も木も包み込み
町の大きな家での
じいちゃんやばあちゃんの映像の対比が哀しい。

ばあちゃんたちの暮らしを代償に手に入れた
ダムの必要な暮し…。

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