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2009年11月29日 (日)

肉まん日曜日

5:00に目が覚める。
「朝勉強するから」
と目覚まし時計をセットするだけで
起きなかった14歳のおかげで。

本人は6時過ぎに起きてきて
「何時に起きたの?」
お陰さまで早起きできた。

12歳は朝日が差し始める前の早池峰を撮影すべく
6:30に起き出してタイマグラ橋にカメラを持って走る。
カメラ小僧。絵もまたユニークな絵を描くのだが
写真のセンスもよい。

8歳皆の声が聞こえ始めた7:00
なぜか四つんばいになって登場。

果てしなく寝ていられるであろう連れ合いは
成り行き上、皆が起きれば起きる。
勤め人でもないしね。朝は基本皆で朝ごはん。

子どもたちの学校のおかげで金曜日はホッとするものの、
土曜日は中学校の部活送迎というのもあるし
何も予定のない休日というのはなかなかない。
…そんなわけで今日は珍しく何の予定もない日曜日。

伸ばしに伸ばした中学校のPTA便り
剣道部親の会の原稿書きもようやく。
やっとこさっとこ書き終えた。
書きたくてウズウズサクサク進む文章と
筆の進まぬそつのない文章…。
多くても困るけど180字ってのも微妙。
俳句などひねって、10首くらい並べても
変化球で面白いかと思ったが
それもまた大変なことと、すぐに思いとどまる。
結局PTAっぽくおさまってしまう。

14歳
「いいんじゃない?当り障りなくって」

午前中蒸篭を出して薪ストーブにかけていると
子どもたちが「わーい!肉まん作るの!!」
私としては、わけあって米を大量に蒸そうと思っていたのだけど…。
子どもたちがあまりに肉まんモードで盛り上がってくれたので
作ることに。
10時過ぎから生地を準備して醗酵させている間に
具材の用意。干椎茸をもどし野菜を刻み…。
五香粉が見当たらずクローブや山椒の実、
八角を石臼ですり潰そうか、それともま、いっか?
と思っていたら、14歳
「あります!」
と見つけ出す。
「妥協は許されない!」
とか。
連れ合いと同じく、レシピに忠実な人である。

レシピをたーっと眺めて
「料理は一期一会」
などと言い訳しながら
いきなりアレンジでくる私とは違うのだ。

昨日はガスの集金日、結構痛い出費だったので
どうせなら今日はガスを使わない日にしようと思いつき
朝から薪ストーブで煮炊きする。

夕方5時、ほぼ完璧な肉まんが出来上がった。
早めの夕食は肉まんと野菜沢山スープ。
冬の薪ストーブはどんどん食べものが生まれる。

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2009年11月25日 (水)

自分の両腕だけで生きてきた人

昨日今日と小春日和。縁側日和である。

この季節は1日違えば天候も雲泥の差。

先日の連休には予約の仙台チバさん、待てど暮らせど来ない。
もしや私が日にちを間違えた?それとも…。
携帯もつながらない。
不安になり連れ合いが7時過ぎ遠野方面に偵察に行くも
ミイラ取りがミイラになってもと
車の回転が難しくなったあたりで引き返してきた。

無事に翌日タイマグラ入りしたのだが。
わが家の13キロ手前で雪につかまってしまったとか。
スコップもなく服は濡れるは
日も暮れるはでビバーク!?車中泊。
死を覚悟してしまったらしい。
人生など思いながら満天の星空を仰いだとか。

連れ合いもあと3キロくらい進めば
出会えたかもしれなかったのだが。
翌朝チバさん携帯の通じるところまで歩き
JAFに連絡していたら
パジェロに乗った鹿狩りのハンターに遭遇して助けてもらったとか。
よかった。

車でタイマグラ入りをする方、
要注意の季節がやってきました!!

さて、昨日はフォークシンガーの高石ともやさんがやってきた。
テレビの取材である。
高石さんの父上はわが家の子どもたちの学区でもある
下の集落の出身で今回はルーツ探しの旅という企画。

タイマグラの亡くなったじいちゃんと、
高石さんの名付け親の叔父さんが
盟友であったという縁もある。

90歳を過ぎたお二人の
数十年ぶり、という劇的な再会に
なぜかタイマグラに来たばかりの連れ合いが
居合わせたという事もかつてあったという。

私の年代はピンクレディーを経てサザンやら、ジャニーズな時代。
もちろん私もそんなのを聞いたり、
歌番組などを一生懸命見ていたクチ。
…ではあるものの、年の離れた兄たちがいたので
ちょいと上の年代の音楽も耳に届いていた。

先日はお客さんとあがた森魚の
「赤色エレジー」の歌詞が話題になったのだが
しっかりついていけるのである。
エッヘン。(えらくもないか・・・)。
ガロだって知ってるぞ(笑)。

そいで小耳にしていた一人が高石ともやさんだった。
ギターをはじめ、高石さんに影響されてか、
兄はバンジョーまで買った。
私はカルピス劇場の「あらいぐまラスカル」の
バンジョーのソロを弾いてもらったりしていた。

昨夜はここ2年ギターを触り始めた14歳は高石さんに釘付け。
高石さん愛用のギターとのアメリカでの出会い・・・。
そしてわが家のギターを、まるで愛撫するかのごとく手入れしながら
持ち合わせていた弦を張り替え歌ってくださる。

この家で生まれた14歳、奇しくも生後間もない頃
民宿を訪ねてきた友人と連れ合いが夜更けに
ギターとともに高石さんの「私の子ども達へ」やら
「山と川」やら障子一枚はさんで歌っていた。
父親になったばかりの連れ合いが熱く歌っている隣の部屋で、
母親になったばかりの私はなかなか寝付かない赤ん坊と二人
まんじりともしない夜を過ごしていたのであった。若かった。

眠れないなら一緒に起きて楽しんでしまおうという
余裕のなかった私を懐かしく思い出し、
またその赤ん坊が今高石さんに
その歌を歌ってもらうという不思議。

先日セーノさんのオススメの清志郎の本を
14歳と取り合ってを読んだ。

高石さんは清志郎の言葉を借りれば
「ソロとバンドでは住む世界も目指す世界もまるで違う…」
のだろうが
やはり自分の両腕で生きてきた人なのだなぁと思った。
文中にも出てくる清志郎の
「そう簡単に反省しちゃあいけないと思う、
自分の両腕だけで食べていこうって人が…」

昨夜はタイマグラの子どもたちも全員揃う。
高石さんの歌、ギターをどう感じていたのだろう。
オトナばかりが様々な思いに盛り上がってはいたのだが。
きっと時が過ぎ、彼らが大きくなった時に
再び出会う歌もあると思う。

14歳、今朝は高石さんからピックをいろいろいただく。
明日から期末テストではあるが、
さー今夜はギターを触らずにいられるのだろうか。
多分無理(笑)。

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2009年11月15日 (日)

お日さま、激しい雨、流れる雲、三日月、そして風。

宮古市でのドキュメンタリー映画祭の初日を終え、
伊勢真一カントク半年ぶりのタイマグラ。

わが家のさまざまなチラシお知らせが
貼ってある情報壁を見ながら
「これも貼っといてよ」と
「風のかたち」のチラシを貼る。
夏まで貼ってあったのだが、
興味ありそうな方に送ってなくなってしまった。
12歳から「伊勢さんのも貼ったほうが
いいんじゃない?」と言われていたのだった。

変わること 変わらないこと
経済的な生産を生むもの 生まないけれど心を豊かにするもの
手に入れた時を頂点とするもの 時間を経て確実に良い変化をするもの
…そんな話を
薪ストーブを囲み、ゆっくり時間は流れる。
しっくりくる人である。

「またゆっくりくるからね」
風のような人でもある。

ドキュメンタリーは、窓の外でおこる様々を
眺めるようなものだと伊勢さん。
そして時折窓の横のガラスに映る自分を見ながら
外の様々と重ねることだと。

窓から眺める風景と、自分を映すガラス。

伊勢さんの映画には
単なる『記録』だけではない
時間、様々を見守る月や風や花。
そして監督の優しさがいつも寄り添っている。

「風はねぇ 温度差のあるところでおこるんだよね」

人との出会いに静かな風がそよぐ。
11月、思いがけない暖かさでお客さんが続く。

14歳この土日は6時学校集合で
剣道県大会(…弁当持参の応援)私その送迎。
夜は伊勢さんご一行。
そして連れ合いは糸魚川ヒスイ採り4度目の挑戦。

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2009年11月10日 (火)

秋はイロイロ

カメムシの少ない不穏な暖かさ。
助かるんだけど、ほどほどにフツーが良い。

…まったりしていたら、暮していると時に巻き込まれてしまう
ザワザワに心ふんばってみたりしていた。
テレビって…。
あのズカズカ踏み込んでくる感じに巻き込まれる。

14歳の中耳炎、蓄膿症やら。
インフルエンザは今のところ間逃れているけれど
これまでとこれからと考えたりする。
治療って…。とかね。
もう二度と行けない、行かないだろう耳鼻科を一つ作った。

あれよあれよと月日は流れる。

10月終わり「水になった村」の大西監督との再会。
10年ぶりかな。
私がタイマグラに来る頃、彼は徳山村に通い始めた。
タイマグラのおばあちゃんと繋がる世界観を持つ
徳山村のジジババ。
国は…県は…の議論からすっかり置いてけぼりの
ダムに沈む村の人たちのこれまでとこれから。
山に入れば何もしらない子どもと同じ。
大西くんは「坊!」と呼ばれながら
徳山村で野山を謳歌するジジババを
カメラそっちのけで(!?)追いかけた15年の記録。
好きな映画が一つ増えた。

12歳の5,6年生のクラスでもお話をしてもらう。
タイマグラには取材で来たはずの大西くんをつかまえて
あれこれこちらの用事の方が多くなってしまい申し訳ない。
写真撮ってる暇もなかったような。
いや、撮られていると被写体に意識させないのが
プロのカメラマンなのか!

真剣な子どもたちのまなざしに
「何百人の大人の聴衆よりも
9人の子どもたちの前で話す方がこわい」と。

奇しくも子どもたちの生まれ育ったこの村は
合併で今年12月31日をもってなくなってしまう。
名前だけだけど。
釣りをしたり川遊びのできる美しい川。
コクワやアケビの甘さにうっとりし、
登るによい「オレの木」を探したり。
宝物はここにあるのだよ。

昨日は小学生は代休、そして5,6年生は
2度の延期で悲願にもなっていた
「タイマグラ行き」ようやく果たせた。
担任の先生率いる6人プラス低学年3人が
下の集落からやってきて
タイマグラの子どもたち総勢15人で遊ぶ。
タイマグラ一日分校。
外で鬼ごっこをしたり連れ合いの
化石コレクションを見たり。
午後は女子手芸チームと
男子外遊びチームで分かれて遊んだり。
あっという間の1日が終わった。

そして本日私の関心事は
何故白菜と青菜(セイサイ)は一晩で水があがらなかったのか。

白菜5キロ、青菜2キロ。
漬けものの命ともいえる塩をして一晩で水を上げる。
…なのだが、水が上がらない状態で2日目をむかえてしまった。
もちろん容器をかえたり、
更にキュッキュと詰めこんで
重石が均一にかかるようにしたり
アレコレ試みてはいるのだが。
焦るな~。水が出ない。どうした白菜!

カットギをつけたり、リンゴジャム作り
サンマの寿司漬け…。冬篭り前の台所は忙しい。

昨日は清志郎をこよなく愛している
セーノさんが半年ぶりに来てくださる。
9月FMラジオ真夜中の
清志郎追悼番組を聞きそびれたというセーノさんと再生。
先日国分寺のヨーコさんが送ってくれたのだ。感謝。

連れ合い、14歳と共にセーノさんと薪ストーブを囲んで
一緒に聞けた時間。何だか嬉しかった。

9月の番組オンエアー翌日
8歳がmp3プレーヤーをいじってるうちに
「これ録音もできるんだね!」
と14歳とヨーコさんと私と期待に胸膨らむ
真夜中のオンエアーが
一瞬にして消去されてしまったのだ。

「いいことばかりはありゃしない…」と泣きながらわびる8歳に
「大丈夫!」と励ましつつも
いやはや、私も泣きたい気持ちだったのよ。
ありがとうヨーコさん。更に即コピーした。

10月にはかつて奥の細道を清志郎が自転車で巡った
終着地、秋田象潟をタイマグラの後に行くという
清志郎を愛する、よい感じ女子ミヤザキさん。愛知から。
また会いましょう。清志郎はあちこちに生きている。

本日も雑巾がけしながら
『君が僕を知ってる』
何となくここのところ励まされている一曲。

「清志郎のロックな生き方にタイマグラは
ピッタリだから、いつかきっとここへ来る」
私はかなりホンキでそう思っていたのだが
それももはや叶わぬ夢となってしまった。
セーノさんはその私の発言に
驚くやら呆れるやらさせたようだったが(笑)。

セーノさんは池袋で路上生活者の支援をしている
養護学校の教員。
中学校の教員時代に起こった
「中学生によるホームレス襲撃事件」をきっかけに
教室にホームレスの方を呼んでお話も聞いたりしたとか。

子どもたちとホームレスの人々の「最悪の出会い」を
希望ある「人と人としての出会いに」していくため
ホームレス問題の授業づくり全国ネットを立ち上げ
この度教材DVD『ホームレスと出会う子どもたち』が完成。
11月21日東京早稲田奉仕園
11月28日大阪人権博物館で
完成記念上映とトークライブが予定されている。
お近くの方は是非。

それとお近くといえば隣の宮古市で
第6回みやこドキュメンタリー映画祭~子どもたちの明日~
「風のかたち」伊勢真一・監督
「大きな家」澄川嘉彦・監督
「葦牙」(あしかび)小池征人・監督
 ※児童虐待にあってきた子どもたちの暮す児童擁護施設の記録
豪華3点上映会。
11月14日~11月20日宮古市シネマリーンにて。
いつ行こうかな~。3本見る決意をしている。
行きます!けずさん(すみません業務連絡)

こちらは遠い方もOK情報
先日野球中継で岩手では聞けなかった伊勢真一カントクの
ラジオインタビューがなんと
11月11日明日アンコール放送。今度こそ!
NHKラジオ第一放送、多分10:05~
放送事故(ラジオで5秒だっけか?無言だと放送が中断されてしまう)
に危うくなりそうだったという
伊勢監督のゆーっくりな語り口が楽しみ。
インタビュアーからの質問が4,5個しかできなかったという
ゆっくり伊勢トーク楽しみ。今週末はホンモノの伊勢トークが聞けるし!!
しかし明日の午前中は小学1,2年生のタイマグラ学習。
どうにかしよう。

何だかお知らせコーナーついで。
いよいよ
11月21日~東京ポレポレ東中野
「大きな家」上映
10:30~
早起きして行こう!
そして
12月5日~1週間「タイマグラばあちゃん」の
アンコール上映決定!20:30~
いざポレポレ東中野。

只今郵便屋さんが来た!飛び入り情報
11月27日
友人のカフェaimaki(こないだはごちそうさまでした!)にて
清志郎も絶賛のマダムギター長見順
全国酒場ツアー2009ってのも。

そんでもってお知らせのラストは東京・世田谷生活工房で
11月21日~12月20日まで行われるイベント。
世田谷区民ではくても参加OK(らしい)。
「時間を食べる」
12月12日は「タイマグラばあちゃん」の上映と
澄川監督×私×フードコーディネーター中山さん
で「映画に見る食の時間」というトークイベントも。
久々の東京一人旅。羽伸ばしますよ。(違うか…)

ちなみに世田谷のイベント当日12日は
ポレポレ東中野の午前の上映後
ちょろっとトークゲストに誘われている。
12日はそちら方面の方(笑)、世田谷もしくは東中野へ。
いずれも「大きな家」の
大きな澄川カントクと一緒なので
大ぶねにのったつもりでいるのです。

こちら申し込み先着80名限定ってことらしい。
詳しくは生活工房へ。

以上連絡事項盛りだくさん
すっかり葉っぱが落ちた
暖かなタイマグラの縁側からでした。

秋はイロイロ…。

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