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2009年2月24日 (火)

「ぼくはラーメンたべているけど」

今朝は冷えた。
腰のあたりにズンとくる冷え込み。
温度計はマイナス9度。
充分寒いのだが、
「マイナス15度は下回っている!」
と思った私としては、何だか拍子抜け。
昨晩台所で水に浸しておいた豆、
そのボールには氷が張っていた。

8歳が「ぼくはラーメンたべているけど」って読書感想文を書いた。
何やら評価されたようで文集になって昨日届く。
センセイの指導なしにはできない文章!と思わなくもない、
スバラシイ感想文だった。

どんな絵本なのかと思っていたら
学校の図書の貸し出し日でその本を借りて帰る。
シンプルな絵本だ。
絵本のタイトルは
「ぼくがラーメンたべてるとき」

   「ぼく」がラーメンをたべていると、
   そのとなりでネコがあくびをする。
   そのときとなりのみっちゃんがテレビのチャンネルをかえる。
   そのとき…とお話は続き

   そのときとなりの国で赤ちゃんを女の子がおんぶをする。
   そのときそのまたむこうの国の子がパンを売っている。
   そのときそのまたやまのむこうの国で、
                   男の子が道に倒れている。
   倒れた男の子の上に風がふく。
   そしてラーメンをたべている「ぼく」にも風がふく。

私がこうしている間も世界に風がふく。
鳥のこと
酒作りのこと
鉱物のこと
音楽のこと
林業のこと
医療のこと
路上生活者のこと・・・

宿に来るお客さんが届けてくれる
私の知らない所で吹いている風。

今この時、まだ出会わない世界で生きている人たち。
何をしているのだろう。

台所のボールの中で薄氷が張りながらも
ふっくらもどった豆は、
先日イスラエルを旅してきた母からのお土産。

かつてパレスチナの人たちの歌声が響いた大地、
血と涙の上に実った豆…。

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2009年2月16日 (月)

冬の夜長

週末は雨が降って気温も上がり
雪解けもすすむ。川の音が高く聞こえる。

今週末には、タイマグラの飛び切りの冷え込みを期待して
「その頃は冷え込んでいますよね」
と、わざわざ確認して予約してくださる酔狂、
いや殊勝なお客さんが来てくださる。感謝。
もうちょっと本気で『冬』してもらわねば。

「ぬるい!」「もう春か?」などと言っていたら
空からの返事が届く。
本日久々の真冬日、吹雪。

鳥尽くしの11歳、猛禽類のカードを作り
8歳に鳥仕込み。
読み上げては取るカルタ方式で遊ぶ。
おかげで8歳も覚えたぞ。

土曜日は去年の13歳「鉄の研究」発表に引き続き
今年は11歳が「11歳のフィールドノート」
冬休み中の鳥の観察記録の発表で
盛岡に出かける。

用意周到な11歳、車の中でも練習している。
リラックス リラックス。
練習のおかげで落ち着いて発表。
寝ても覚めても鳥。
バードウォッチングに出かけるというと
鼻血が出るのは気のせいか。

11歳と同じ分科会で発表の盛岡の6年生くんは
「モールス信号の研究」
ヒャー!まるでわが家の13歳と同じ嗜好。
参考文献など見てたら同じ(ような)本が
家にもあるぞあるぞ。
それにしても私にとっては全く耳に入ってこない
単語の羅列だった。
11歳と二人「面白かったのにチンプンカンプンだったね~」。

11歳の鳥の師匠、渓雲荘主に
「日本の鷲鷹」を借してもらい
大喜びして読む。
ちなみに私にも。
昨年末、疑問を投げかけた
半永久的に使える蓄電池、キャパシタの本…。
その名も
「ー未来エネルギー社会をひらくー キャパシタ」
あーきっとチンプンカンプン間違いなし。
寝つけない夜とかに読もうか・・・。
そんな夜は確実にないしなぁ。

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2009年2月10日 (火)

こんな「熱」ならいくらでも

先週末は凍結した道路の運転に、
そして人込みの中の咳込みに(インフルエンザか?)
ビビリながら、
六ヶ所村ラプソディー(以下六ラプ)東日本サミット
に参加のため盛岡へ。

懐かしい顔、親しい顔もいっぱい。
ネット上でお名前だけの方もお顔と一致。
思いがけず11月に遊びに来てくださった
宿のお客さん夫婦も東京から参加。素晴らしいフットワーク。
映画に登場の菊川さんには「初めまして」
Rちゃん紹介してくれてありがと。
オッシャレーな自然派雑誌のあちこちで
よく登場するカフェのオーナー夫婦も神奈川県から!

会場は定員をはるかに越える170人の熱気。

映画「六ラプ」を上映した人、
観て心が動かされてしまった人…
ま、人生を狂わされた人(笑)、
いや「再処理工場の狂気」を知ってしまった人が
その存在を知ってもらうため、本格稼動を止めるために
知恵を出し合う参加型のサミット。

最初に鎌仲ひとみ監督の挨拶。
監督曰く
「この映画を観て、何人の人が会社辞めただろう(笑)…」
会場たちまち一体感。

鎌仲作品「ヒバクシャ」「六ラプ」
観終わった後のあの途方もない
「なんてことを…どーすりゃいーの」的感覚
そしてやがて芽生えた「私が変わる」という感覚。

六ヶ所村の再処理工場は、相変わらず度重なるトラブルに
本稼動を伸ばしに伸ばしている。
ガラス固化体のかき混ぜ棒がグニャリと曲がり
それを取り出せない…。
放射性廃液が漏れて、それを回収できない…。
昨年再処理工場直下の断層を指摘されたにもかかわらず
「問題なし」の一点張り…。

事前に寄せられたサミットのアクションプランには
「市民版原子力政策大綱の策定」
「再処理ストップのための情報の共有システムを作る」
「全国署名の展開でアピール」
「みんなでできるキャンペーン」

その他ギネスに挑戦!
サンバチームでアピール!
天下の愚作「核燃サイクル」を
現代の愚作「定額給付金」でぶった切る!
などなど

この後サミットは分科会、交流会、
翌日曜はサミットの宣言採択…と続く
のだが、私たちは1日だけの参加。

春になったら「重茂(おもえ)半島エコツアー」を
宮古のSさんに約束して
うしろ髪ひかれつつ会場を後にする。
三陸の海と、そしてそこに暮す人ともっとつながりたい。

息子たち預けられず、留守番させるにも帰りは遅くなるしで
一家総出の参加。
子どもたちも巻き込んで、すまんのう。
控え室で折り紙していた8歳、11歳。
13歳は出かける前から「オレは中で聞きたい」

真実を知ろうとする力、
自分の頭で考えて動く力、
そして未来をイメージする力
君たちにいつの日か身につくように願いつつ。

鎌仲監督は
「ミツバチの羽音と地球の回転」(仮題)の公開を
この秋予定している。
私たちがどのようなエネルギーや暮らしを選んでいくのか…。
そのヒントを探して、スウェーデンに取材、
そして新たな原発の建設計画が進められている
山口県上関町。そのエピソードも。
予定地向かいの、祝島の人たちは20数年に渡って反対してきた。

「持続可能」霞ヶ関でだって永田町でだって
日本原燃でだって語る時代。
でも「持続可能」なんて言葉を使わなくても、
その意味をちゃんと知っているのは
海と共に生きる祝島の漁師さんであり、
土に這いつくばるように生きて来た
タイマグラばあちゃんみたいな人であり、
愛しいお米を作る苫米地さんであり
チューリップの球根を育てる菊川さん。(六ラプ出演者)
いのちを脅かされるような自然の中で
自然の力を制するのではなく、
寄り添いながら知恵を育んできた人たち。

「持続可能な社会」。スクリーンを通して
鎌仲さんの眼差しを観る日を楽しみに。

あと「六ラプ」まだ観てない方はこちら!↓
お近くで上映会あるかも?DVDもあります。
六ヶ所村ラプソディー

ちなみに山口・祝島の人たちの暮らしを、
私の学生時代のクラスメートの妹さんも
昨年からカメラを回し始めた。
プロデューサーは本橋成一さん。
こちらも↓よろしく。
映画『祝(ほうり)の島』製作奮闘日記

「ストップ再処理!」
さ、お客さんと話そう。
「六ヶ所村って知ってますか?」

昨日のお客さんとも話す。
宮古の毛がに、山田の牡蠣を堪能しながら…。

盛岡へ出かける際のビビリも
サミットの熱気でどこへやら。
こんな「熱」なら、いくら出ても大歓迎。

さて、13歳のクラスもいよいよインフルエンザ流行!!
合言葉は「手洗い! うがい! 気合で遠ざける!」
しか~し罹ったら湯たんぽ抱えて…寝る。

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2009年2月 5日 (木)

きな粉 その2

いやーびっくり。
って読んだ人がびっくり?。

本日の昼間アップした「きな粉」が
なぜか10回分くらいコピーされて
ダンダカダンダカ果てしなく・・・(笑)
いくらはちゃめちゃな昔話だからって
私のブログがはちゃめちゃになってどうする。
炎上じゃなくてよかったか・・・。

きっとノートパソコンにのせた
外付けキーボードのいたずら。
ごめんなさい。訂正しました。

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きな粉

朝の気温はビシバシ冷えてここ2日
マイナス13度…。
でも日中は穏やかに晴れて、気温も上がる。
雪に覆われたおかげで陽が差すと外はキラキラ。

家の周りではカラ類が楽しげに鳴き交わしてるし
凍りついた木が陽に解かされ
時折「コンッッ…!」と静まりかえった雪原に響いている。
春の音。

節分の日にはオニはソト!フクはウチ!これも春の音。

昨夜は節分で残った煎り大豆をポリポリ
大豆のおいしさに、つい手がのびる。

子どもたちに
「きな粉は何からできてると思う?」と聞いてみる。
さすがに13歳と11歳は「ダイズ!」と即答
8歳怪しかったぞ…。

子どもたちが
「きな粉作りたーい」と言い出し
わが家の台所の必須アイテム、タイ製の石臼登場。
きな粉作りが始まる。

「次はオレ!」
トントン  トントン  
「オレにもやらせて!」
トントン  トントン

たちまちきな粉の姿があらわに。
最後は凍みホド用の目の細かい篩に通して出来上がり!

岩手のむかしばなしに、
きな粉の話があったのを思す。
「読んで 読んで」リクエストに応えて読む。

  ばあさまが掃除してると大豆を一粒みつけた。
  その大豆をきなこにして食べようということになり
  じいさまと煎る。
  すると大豆は鍋一杯に増えた。
  それをじいさまと臼でつくと、臼一杯のきな粉ができた。
  篩でふるおうとするのだが、どこにも篩が見当たらず
  じいさまが
  「オレのふんどしでふるいましょう…」
  と、ふんどしをはずすと、ぶおーっとおならが出て
  臼のきなこが全部笹薮にふっ飛んでしまう。
  それじゃあ笹の葉についたきな粉を食べましょう…。

というはちゃめちゃなお話。
タイマグラで昔話のような暮らしをしながら
薪ストーブを囲んで春を待っている。

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