パレアナ精神
休日の遅い朝の始まり
7時に目が覚め、外を見る。
「よかった!50センチの雪」
土曜日、学校がお休みの日でよかった。
お客さんがいなくてよかった。
長靴新調しといてよかった。
冷え込みやら強風じゃなくてよかった。
このよかった!は密かに「パレアナ精神」と私は呼んでいる。
少女パレアナ。子どもの頃に読んで
「これで行こう!これで」と思ったものだ。
境遇は全く不幸せなパレアナなのだが、
ひたすた「よかった!」
私のパレアナ精神は母由来のように思っていたが
いつだかそのまた上の祖母由来かと納得した瞬間があった。
祖母の家でお汁粉をごちそうになっていたときのこと。
お膳にのったお汁粉のお椀を
子どもがこぼしてしまったのだ。
「あっ!」
咄嗟に祖母は
「あーよかった!」
「なにが?」と思う私に
「こぼれたのがお盆の上で…」
ま、時にはね
瞬間的に「パレアナ精神」に至らないこともある。
しかし時間がたてば、やはりパレアナである。
とりあえず自分の身の上に起きたことに関しては。
全て意味あることとして。
本日元気で雪かきをする体力と気力があって
よかった…。


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