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2008年1月13日 (日)

月あかりの晩に

昨日タイマグラへ戻ったのは
今日の小正月行事に参加するためでもあった。

毎年小正月行事はこの時期にありながら
帰省を口実に参加できなかった。

役員でありながら昨年は欠席したことも気にかかり
今年も役員。それに加えて12歳は最後、
三人お世話になっている小学校だしね。
教頭先生が昨年のうちから
40年前まで小正月にはハロウィーンのように子どもたちが
ミズキと笹で作った笛を吹きながら集落を回る
ナモミという行事、これを子どもたちにも
体験させたいと計画していた。

ナモミの笛は私も10年ほど前に本で読み
面白そうだと作ったことがあった。
「ブーブー」
文字にすると「ブー」でしかないのだが
なんとも面白い音がする。

ミズキの木にお団子をつける
まん丸のほか養蚕の盛んだったこの地では
繭玉型のお団子もつくった。
この時期にはお店でもうられているという
赤青黄のカラフルなモナカもつける。

その後「家内安全 商売繁盛」といいながら
集落を回り、家の前でナモミの笛「オキ」を吹く。
すると家の人がでてきて「懐かしいねー」「ごくろうさま」
とお菓子、そして手作りのドーナツや
オカラと米粉で作った団子を持たせてくれる。

40年ぶりのこの行事の再開に
お年寄りも昔話をまじえながら
嬉しそうに子どもたち話してくださる。

すっかり子どもの数も減る一方の寂しい集落だけど
今日は様々な世代の関わる、楽しい小正月行事だった。

タイマグラは集落から10キロ離れていてそれが
都合よくもあり、また寂しくもあり。

子どもを核にして
こうしたこの地の暮し、そして人との関わりは
楽しくもある。

地元の私たち親世代も既にこの行事のことは
知らないと口々に。

きっと夕飯時はじいちゃんばあちゃんと
「月あかりで歩いて 小正月のナモミをして歩いたもんだ」
と食卓の会話はにぎわっただろう。

外はマイナス8度。
皆ほっぺを真っ赤にして。
中には寒くて寒くて涙が出てきた1年生もいたけれど。

でも心は何だかとても温かな思いに満たされた1日。
晴れ渡った空に三日月、
細いお月様でも辺りは青く光る。
そして満天の星。

「一生分のお菓子もらった!」
色めき立つ3兄弟。

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コメント

とびきりすてきな小正月にかんぱい!  です。
いきてきたひとたちをおもい、いきていること、
そしていきつづけること。
やっぱり、かんぱい!   です。

うらやましいなあ。

投稿: micann | 2008年1月14日 (月) 20時59分

micannさん
期待ど120%でいったら150%くらいに
よい小正月でしたよ~。さぶかったけど。

投稿: yama | 2008年1月15日 (火) 22時20分

こんにちは。先日はご厄介をかけました。楽しき4日間でした。お魚は美味しいし、とっても寒くて、暖かい4日間でした。これだからくせになる、タイマグラ動物園は。こころやさしき人々の群れ。むかしは一人だったのに、今では7世帯。そうそう奥畑さんにききわすれたことがある。我家の長屋門の天井につばめの巣が2個あります。多分主やと離れざしきだろうとおもいます。毎年つがいできて、こそだてをします。4羽くらい子供を作るのですが、成長するにつれそのうちの一羽くらいは巣からはみだして落っこちてしまいます。そうなると、いくら巣へもどしてあげてももう助からないようです。子燕は顔中を口にして親燕の運んでくる虫を待ちます。そのかわいらしさは、ことばになりません。そうこうするうちに、小燕の体がうっとうしいくらいに大きくなると、おとうさん燕は離れに移動します。単身赴任というか敷地内別居です。たぶん5羽で暮らすには巣が小さすぎるのです。でも1メートルくらいしか離れていないので淋しそうではありません。そのうち子燕が飛べるようになるとどこかへ行ってしまいます。毎年いっきにいなくなるので、家族で移動するのでしょう。そこで奥畑さんに質問です。来年来るつがいは今年の夫婦なのですか?それとも子燕のうちのどれかが彼女をつくってくるの?それとも、それともです、これが自立してない私にとってもっとも恐ろしい予測なのですが、一度子育てが終わったら夫婦を解消して新たなるペアを組んで来るのでしょうか?ご存知でしたら教えて下さい。

投稿: 木村文雄 | 2008年2月 3日 (日) 16時17分

木村文雄さま
このたびは極寒のタイマグラへ
ありがとうございました。
私たちにとっても
とっても刺激的な木村さん。
またお会いできるのを楽しみにしています。
さてツバメ、非常に興味深い話題ですね。
(ヒトという種にとっても)
奥畑もツバメのケース即答しかねております。
鳥の種類によっては毎年同じ
ペアでくるのと、1年の繁殖でペア解消という種類も
あるのだそうです。
調べておきますって言っています。
よく言われるオシドリ(夫婦)は
簡単にペア解消なのだそうです。
そういえば若いツバメというのもありますねぇ・・・。

投稿: yama | 2008年2月 5日 (火) 19時21分

木村さま
追記調べました(奥畑が)。
同じ巣に戻るのは約50%。
子どもは約15%の帰巣率。
その中、雄の方が同一家屋への帰巣率は
勝っている。
雄雌ともに同じ巣に帰巣する場合は
同じ配偶関係を続ける。
のだそうです。
うーむ。

投稿: yama | 2008年2月 5日 (火) 19時31分

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